VARIA 出展ギャラリー紹介vol.11<平野古陶軒>
いよいよVARIA開催まで8日。カウントダウンにはいりました~
今日は出展ギャラリーの中から、平野古陶軒さんをご紹介いたします
平野古陶軒さん、VARIAではどんな作品を紹介していただけるんでしょうか?
『今回は2人の注目される若手作家を紹介します。
↑藤田勇哉
藤田勇哉さんはそのモチーフを触るように眺め、もっとも絵として美味しそうな部分に注目していくことで、
彼の切り取られたような画面が出来上がります。
↑山田啓貴
山田啓貴さんは、対象を描くことよりそこから放たれる空気感を画面の中に描きこむことで、
作品の存在感を高めていきます。
さまざまな新しい美術の表現が模索されるなかで、概念といった文章で説明する作品ではなく、
ストレートに絵画の表現力を追求した作品をこの2人の作家は描いています。
しかし、それは単純にものを写す作業ではなく、作家本人の中で
咀嚼された彼ら自身の独創的な絵画なのです。
彼らの作品から伝わってくるものを、観る側が心地よく受け止めることができる・・・
それこそが本来の美術の楽しみ方だと思います』
藤田さんの作品、ほんとにおいしそう
山田さんの箱も、なんだか存在感のある箱ですね・・・。(なにかでてきそうな感じ)
平野古陶軒さんは、どんなギャラリーさんなんでしょうか?
『平野古陶軒は昭和11年に創業し、現在は三代目です。
東洋陶磁を中心としながら、近現代美術の限られた作家を扱っています。
伝統を守るということは、ただやみくもに古きに従っていくことではなく、
古きものの中に普遍の美しさを見つけ出し、その耀きを守り続けていくことではないでしょうか。
我々が考えている美術とは、その時代や様式、材料や価格といった側面で分けていくことではなく、
作品の中に恒久的な価値観がどれだけ存在しているかにあります。
古くても新しくても、その作品が如何に美しいかが全てです。
それを皆様の心にお届けする。それが我々の仕事になります。』
なるほど~ 何千年も前の東洋陶磁が今でも愛されるように、現代の作品が時を超えて大切にされていくかもしれないんですね。
平野古陶軒さんは、これからの日本のアートシーンはどうなっていくと思いますか?
『政治経済のみならず、あらゆる意味で“変化と創造”が求められていく中で、
アートだけがこのままで変わらないでいることはできないはずです。
時代の波にさらされながら、常に変化し続けてきた美術の歴史の中で、もう一度振り返って、
何が我々の幹であったかを見極めつつ、新しい世界を創りだしていくことが、
これからの我々の使命ではないでしょうか』
それでは、今回VARIA出展に際して、一言お願いします
『少し近寄りがたく特別な存在である美術品を、松坂屋という舞台を通して、
皆さんの日常的にそばにある特別なものへと変化させていくきっかけになればいいと思います。』
平野さんのブースも楽しみです。乞うご期待
●関連記事
VARIA 出展ギャラリー紹介vol.2<GALLERIA GRAFICA>
VARIA 出展ギャラリー紹介vol.4<ヨコイファインアート>
VARIA 出展ギャラリー紹介vol.5<柳井美術>
VARIA 出展ギャラリー紹介vol.6<中長小西>
VARIA 出展ギャラリー紹介vol.8<Yoshiaki Inoue Gallery>
VARIA 出展ギャラリー紹介vol.10<Gallery IDF>
<VARIA NAGOYA ART FAIR 出展ギャラリー>(50音順)
MEM(東京)、金澤美術(茨城)、ガレリア・グラフィカ(東京)、GALLERY APA(名古屋)、ギャラリーIDF(名古屋)
Gallery Suchi(東京)、GALLERY CELLAR(東京)、ギャラリー椿(東京)、ギャラリー広岡美術(東京)
ギャラリー広田美術(東京)、小山登美夫ギャラリー(東京)、彩鳳堂画廊(東京)、相模屋美術店(東京)
中長小西(東京)、西村画廊(東京)、野田コンテンポラリー(名古屋)、羽黒洞木村東介(東京)
平野古陶軒(東京)、ヒロ画廊(東京)、丸栄堂(東京)、メグミオギタギャラリー(東京)、柳井美術(東京)
YOKOI FINE ART(東京)、ヨシアキイノウエギャラリー(大阪)
松坂屋創業400周年記念「VARIA NAGOYA ART FAIR 2011」
主催:松坂屋名古屋店、NAGOYA ART FAIR実行委員会
共催:中日新聞社、テレビ愛知
2011年9/8(木)~9/11(日) 午前10時~午後7時30分 *最終日は午後6時閉場
(入場は閉場の30分前まで)
入場料(税込):一般800円、学生500円 (小学生以下無料)
松坂屋名古屋店 南館8階 マツザカヤホール TEL052-264-3383(美術画廊)