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2012年4月

2012年4月25日 (水)

「アール・ヌーヴォーのガラスの世界展」開催中。

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松坂屋名古屋店では毎年恒例の大人気催事、

「アール・ヌーヴォーのガラスの世界展」を開催中happy01

今回もブログで何点かご紹介いたしますsign01


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 ↑「ガレ 昆虫文ピッチャー」(1884~89年)高さ21.0×径11.2×8.8㎝

  型モール吹き、エナメル金彩、アプリカッシオン、月光色ガラス


こちらのピッチャーのガラスは「月光色ガラス」と呼ばれるもの。

ガレ自身が考案し、1878年のパリ万博にて発表された技法です。


ガラスの素地にカリや酸化コバルトなどを入れることで、

月光色ガラスはその名前の通り、月の光のように妖しくも美しい色に光りますshine

月光色ガラスの作品は現存するものが少ないため、

大変貴重で人気があります。


その中でもこちらのピッチャーは蝉やカタツムリなど日本的なモチーフが使われていて、

当時ガレが影響を受けた「ジャポニズム」が強く表れている作品です。

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 ↑「ガレ クロッカス文花器」(1900年頃)高さ21.0×径6.8㎝

  型吹き、異色溶かし込み、マルケットリー、グラヴィール

まるで飴細工のような模様とツヤ感のあるガラスに浮かぶ、

オレンジと紫のクロッカスの花が美しいですね。

こちらはマルケットリーという非常に高度な技法が使われている作品です!


●マルケットリー

日本の寄せ木細工からヒントを得て、ガレが特許を取得した技法。

あらかじめ作りたい形に作ったガラスの薄片を、

ガラス素地が溶けているうちに表面にはめこむ技法。

多色の文様を表現できるが、冷めるときの収縮差でひびが入るなど破損することも多いので、

非常に難易度の高い技法である。


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 ↑「ガレ 蝉文葉巻入れ」(1884~89年)高さ8.0×径8.0㎝

  型吹き、グラヴィール、サリシュール

こちらはかなり初期の貴重な作品。

サリシュールと呼ばれる金属の酸化物をガラスの素地に封入することで、

ガラスの色に斑紋を生じさせる技法が使われています。


本来は不純物を入れるなんてガラスの世界ではタブーban

しかしガレは、表面に色の変化が生まれる美しさを知っていて、この技法を生み出しました。


実はこの「変化の美しさ」も、ガレが日本から学んだもの。

日本の焼き物の窯変にヒントを得たそうです。

こういった作品を見てもわかるように、ガレがジャポニズムから受けた影響は

本当に計り知れないですね。


また、この作品には他にもポイントが!

「蝉」が彫られた「葉巻入れ」。

蝉はフランス語でCigale。

そして葉巻はフランス語でCigare。

実はフランス語で文字にするとそっくりなふたつのことば☆

こんな遊び心も潜んでいるのです♪

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 ↑左:「ドーム 秋景色文花器」(1905~10年)高さ20.0×径6.0㎝
    型吹き、ヴィトリフィカシオン、エッチング、エナメル彩

 中央:「ドーム 木立冬景色文花器」(1895~1900年)高さ20.0×径6.4㎝
    型吹き、ヴィトリフィカシオン、エッチング、エナメル彩

 右 :「ドーム オランダ景色文花器」(1895年頃)高さ20.0×径6.2㎝
   型吹き、ヴィトリフィカシオン、エッチング、エナメル彩

フランスのナンシー出身のドーム兄弟は、

故郷の風景をはじめとする、四季折々の風景をガラスに映しました。

この3作品も、非常にドームらしい絵画的な作品です。


ドームの作品は絵を描くようにエナメル彩を施すので、

まるで本当に絵画を鑑賞しているようです。

繊細なラインがとても上品。


お家の中の、日がよく当たる場所に置くと、

時間によって入る光が違うので

朝の風景から日が沈む夕方の風景まで。。

ガラスの中の景色の移り変わりが楽しめます。


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 ↑「ガレ 蝶にルピナス文ランプ」(1918~31年)高さ55.0×径22.0㎝

  型吹き、被せガラス、エッチング


ガレお馴染みのランプももちろんございます!

こちらはルピナスの花の上をひらひらと舞う蝶々が優雅ですね。


今回のブログで紹介したもの以外にも、

ガレ、ドームを中心に、ルソー、ミューラーなど、

厳選した装飾美術の優品約80点を第一画廊にてズラリと展示しておりますsign01

初日の今日も、沢山のお客様にお越しいただき、会場は大盛り上がりですfull

ぜひご来廊お待ちしておりますhappy01(K)

「2012 アール・ヌーヴォーのガラスの世界展」(Art Nouveau Glass Collection 2012)

2012年4/25(水)〜5/1(火)午前10時~午後7時30分 *最終日は午後4時閉場

松坂屋名古屋店 南館6階美術画廊 TEL 052-264-3383


2012年4月18日 (水)

「加藤ゆわ 洋画展」開催中。

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松坂屋名古屋店第三画廊は、名古屋、また百貨店で初めての個展sign01

「加藤ゆわ 洋画展」を開催中happy01

百貨店では初めての個展ということで、

『お買い物と一緒にご高覧いただき、

心にかろやかな愉しみをお持ち帰り頂けましたら幸いです。』

とおっしゃる加藤ゆわ先生。

その言葉通り、作品たちは見ていると思わず「ふふっ」と笑みがこぼれたり、

心が和んだりするものばかり。

早速いくつかブログでご紹介させていただきますwink

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 ↑「聞いたり聞かなかったり」6号 税込157,500円

今展で沢山登場する「糸電話」を両手に持って。

なんといっても加藤ゆわ先生の作品の魅力は、

髪の毛1本1本まで丁寧に描かれた繊細なラインと、

この独特な存在感を放つ女性たち。

この作品のようにみんなどこか滑稽で、でもとっても上品なのです。

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 ↑「言葉をのむ」8号 税込210,000円

こちらも本当に洒落が利いた作品ですね。

瞳の色や口紅の色、爪の色までそれぞれの作品によって違い、

女性ならではの感性が光ります。


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 ↑「糸小石」10号 税込262,500円

小さな小石を赤い糸につなぎ、少し切なげにこちらを見る女性。

一見不思議な絵ですが、作品名を見てびっくり!

「糸小石」。。「いと恋し」。。!?


本当にユーモアが溢れています。


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 ↑「盃」10号 税込262,500円

ここらで一服。。

あらら、白い盃にべったりと真っ赤な口紅が。


すました表情とのギャップがまたなんともいえません。

耳がほんのり桃色に染まっている様子や、

さりげなく散りばめられたカラフルな色がとても美しい作品です。

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 ↑「鈴」30号変 税込420,000円

こちらはまた他の作品とは違う、妖しい雰囲気が魅力の1点。

昔の美人画の中の女性のような

透き通る美しい白い肌をぜひ直接ご覧下さい!


手の動きの美しさもまた、加藤先生の作品の魅力の一つですね。

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 ↑会場の様子

3号サイズの小さな作品もたくさん。

お部屋にも飾りやすそうです。


このほかにも、

日常生活で目にしたことのあるような

『あーあるある!』という女性の仕草などを、

美しい筆使いで軽快に描く加藤ゆわ先生。

今までにない、コケティッシュな魅力満載の今展。

ぜひご高覧下さいませsign03


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 ↑「右往左往」30号変 税込420,000円

〈作家来廊予定日〉 4/21日(土)、22(日)

「加藤ゆわ 洋画展」

2012年4/18(水)~4/24(火) 午前10時~午後7時30分 *最終日は午後4時閉場

松坂屋名古屋店 南館6階美術画廊 TEL 052-264-3387(第三画廊)


「共感とメタファー ~自然の神格化~ 三田尚弘 日本画展」

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今週の松坂屋名古屋店第二画廊は、

今年東京藝術大学大学院博士後期課程を修了したばかりの新鋭作家、

三田尚弘先生の個展を開催中sign01

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 ↑「花」10号 税込262,500円

地元愛知県出身の三田先生。

今展では東京藝術大学美術館所蔵作品をはじめ、「自然の神格化」をテーマにした作品を一堂に展観いたします。

まずはじめに、三田先生が描く「自然の神格化」というテーマはどういうものなのでしょうか。


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 ↑「やぎょう 狐 Ⅳ」80号 税込1,260,000円

三田先生の作品に登場する不思議なこの「やぎょう」という存在。

深夜に徘徊する異形の者たちの進行を意味する「百鬼夜行」に由来するそうですが、

この「やぎょう」は「動物」?「女性」?それとも「幽霊」??


昔から神を具現化する際によく登場する「動物」。

この世のものではない「幽霊」。

そして作者にとっては対極の存在と言える「女性」。


その全ての要素を表したものが、三田先生の作品に登場する「やぎょう」たちなのです。

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 ↑「やぎょう 狐 Ⅴ」(部分)50号変 税込840,000円

人が土に足を着けるのに対し、「やぎょう」は浮遊し、水面に立ちます。

「やぎょう」のからだは透き通るように真っ白。

長い髪に柔らかいフォルム、仕草はどこか女性的。

そしてその目は仏像と同じように半眼(三日月状の細眼)です。


その姿はどこまでも神秘的であり、わたしたち人間からは遠くかけ離れた存在に感じます。

まさに踏み込めない聖域。

三田先生にとっての「自然」の姿なのです。


昔から日本では、決して人間が操ることの出来ない「自然」を、神聖なる神のように信仰していました。

その神という存在はしばしば擬人化されたり、

具現化されたりすることで視覚的な実感を湧かせることがあります。

日本の風神雷神などはまさに風や雷といった「自然」を神格化し、さらに擬人化した存在ですね。

三田先生の作品もまた、「自然」を神格化し、

先生ならではの「やぎょう」などの神秘的な存在によって表現されているのです。


同じ「やぎょう」でも少し意味合いの違う作品もございます。


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 ↑「やぎょう 猪」120号 税込1,575,000円

漂う雲と同調し、浮遊する猪。

その後ろ足の先は尾を引くように空間にとけ込んでいきます。

他の作品に登場する「女性化」とは違い、

荒々しいものの中にも神化の美が潜んでいると思わせる作品です。


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 ↑「やぎょう 狐 Ⅲ」150号変 東京藝術大学美術館所蔵(非売)

こちらは東京藝術大学美術館に所蔵されている作品。

艶めかしさが漂う右側の狐は内向的な自己へのナルシシズム。

隣の狐に体を傾ける左側の狐は自分以外の他者への好奇心や外向的振る舞い。

人間を構成する重要な2つの要素がひっそりと潜む、人間という存在に目を向けた作品です


いかがでしたか?

三田尚弘先生の「自然の神格化」により、

第二画廊はいつもよりなんだか神秘的な空間に生まれ変わっております。

三田先生も毎日ご来廊予定ですので、面白いお話も沢山聞けると思います!

ぜひ松坂屋名古屋店第二画廊へお越し下さいませ。

「共感とメタファー ~自然の神格化~ 三田尚弘 日本画展」

2012年4/18(水)~4/24(火)午前10時~午後7時30分 *最終日は午後4時閉場

松坂屋名古屋店 南館6階美術画廊 TEL 052-264-3384(第二画廊)


2012年4月17日 (火)

「~美しいダンサーを描く~ ロバート・ハインデル絵画展」

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↑「Reaching」 60×43㎝

アメリカ生れの画家、ロバート・ハインデル。

バレエやミュージカルを主題とした作品を描き、『現代のドガ』と称されました。

一瞬の躍動美だけでなく、その内側に潜む人間としての哀しみと美しさを表現しています。

故ダイアナ妃やモナコのキャロライン妃もコレクターだったことが知られています。

その生涯を終えるまで、ダンサーを見つめ、描き続けてきたロバート・ハインデル氏の作品を

お楽しみください。

<ギャラリートークショー> 4/28(土) 午後2時~3時

 *ロバート・ハインデル氏を日本に紹介した㈱アートオブセッション 出川博一氏によるギャラリートークを開催します

「~美しいダンサーを描く天才画家~ ロバート・ハインデル絵画展」

2012年4/25(水)~5/1(火) 午前10時~午後8時 *最終日は午後5時閉場

大丸福岡天神店 本館6階アートギャラリー TEL(092)712-8181(代表)

2012年4月14日 (土)

【予告】「棟方志功展」を開催します。

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名古屋・札幌・静岡で、 「棟方志功展」 を開催いたしますhappy01

*いずれも展示即売です。

 各店の展示内容は異なりますので、詳細は各店美術画廊までお問い合わせくださいませ。

●松坂屋名古屋店

2012年5/2(水)~5/15(火) 南館6階美術第一画廊 TEL(052)264-3383(直通)

●大丸札幌店

2012年6/13(水)~6/26(火) 8階美術画廊 TEL(011)828-1111(代表)

●松坂屋静岡店

2012年6/20(水)~6/26(火) 本館6階美術画廊 TEL054-254-1111(代表)

  *静岡店の会期は当初予定から変更になりました。あしからずご了承くださいませ。

2012年4月13日 (金)

「荒川豊蔵を中心に 近代陶芸名碗展」開催中。

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今週水曜日から4/24(火)まで、松坂屋名古屋店の第一画廊では、

昭和を代表する陶芸家として時代を築いた人間国宝・荒川豊蔵の優品と、

日本の近代陶芸史を彩る巨匠たちの作品がずらりsign01

「荒川豊蔵を中心に 近代陶芸名碗展」を開催していますsign01

まずはじめに、今展の主役・荒川豊蔵とはどんな人物なのでしょうか。

その昔、志野をはじめとする桃山時代の名品の数々についての情報は少なく、

それらは愛知県瀬戸市のどこかで焼かれていたものとされていました。

しかし、この通説は誤りであり、実際に焼かれていた場所は美濃であったということを発見し、

さらにその発見を機に桃山時代の志野などの再現に尽力したのが荒川豊蔵なのです。

ここでちょっとした豆知識☆

荒川豊蔵がこの歴史的発見に出会ったのは、

ある作品展の為に魯山人に同行して名古屋を訪れたときなのですが、

実はその作品展というのは、松坂屋名古屋店で行われていたものなのです。

晩年まで「縁」についてよく語っていた豊蔵。

当店の長い歴史も、少しだけその縁に繋がっていたのですね。

さて、そんな荒川豊蔵の作品が集まった今展より、3点をブログでご紹介happy01

 

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 ↑荒川豊蔵「志野茶垸」共箱 径13.8×高10.0cm

桃山陶を再現した後に、独自のものへと確立していった、

『荒川志野』と呼ぶにふさわしい作品。

厚くたっぷりと掛かった釉の中に、格調と趣を示す薄紅の緋色があらわれています。

腰のあたりに見えるくっきり残った指の跡が、美しい景色を生み出しています。

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 荒川豊蔵「こ比き風茶垸」 川端龍子 菊絵付」共箱 径11.9×高10.0cm

豊蔵は大萓窯という穴窯で志野などを焼いていましたが、

後に染付・赤絵・粉引などの絵付けのものを主に作ることを目的に、

多治見市の虎渓山に「水月窯」という登り窯を築きます。

この窯で焼かれた作品は、肩に力の入らない優雅さが特徴。

こちらの「こ比き風茶垸」も例外ではありません。

また、温厚な人柄に惹かれてか、豊蔵のまわりには多くの芸術家が集まりました。

文化勲章を受章した日本画家・川端龍子もその一人であり、

この作品も川端龍子により実に穏やかな菊の絵付が施されています。

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 荒川豊蔵 「唐津茶垸 知足」共箱 唐津小十窯にて焼く 径13.3×高9.5cm

幅広い人脈によって、備前では金重陶陽、萩では三輪休和、唐津では西岡小十の窯を訪ねた豊蔵。

こちらは唐津の西岡小十を訪ねた際に焼かれた、大振りな茶垸に鉄釉で「知足」と書かれた大変力強い作品です。

「知足」とは…

「老子」の「足るを知る者は富む」から、

自らの分(ぶん)をわきまえて、それ以上のものを求めないこと。

分相応のところで満足すること。

充分に満ち足りていることを知り、不足感を持たないということ。

続いて、荒川豊蔵とゆかりのある巨匠作品をご紹介します。

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 北大路魯山人 「三し万茶垸」共箱 昭和11年初夏荒川豊蔵識 径14.0×高5.8cm

陶芸家・美食家・篆刻家などなど、あらゆる顔を持つ芸術家・北大路魯山人。

こちらは朝鮮へ滞在していたこともある魯山人ならではの三島茶盌。

見込みの幾何学的な櫛目模様と、胴回りの刷毛目がダイナミックgood

魯山人共箱の蓋裏には、魯山人の元で働いていたこともある荒川豊蔵の箱書きもついています。

最後にご紹介するのは、生涯をかけて備前の復興に取り組んだ金重陶陽の作品です。

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 金重陶陽 「備前茶盌」共箱 径12.0×高7.9cm

金重陶陽は、明治以降衰退してしまった古備前の再現に奮闘し、

備前焼として初めての人間国宝に認定された『備前焼中興の祖』です。

こちらは見込みと高台脇に緋襷が上品に入り、

しっかりと焼きしめられた器は手に収まりもよく、

茶陶に精通した陶陽ならではのもの。

技量も熟し、自由かつ多彩な展開を見せた晩年の作品です。

このほかにも、巨匠たちの茶碗約40点を一堂に展観しております!!

それぞれ独自の作風を確立し、時代を越えて愛される名匠の作品ばかりです。

<出品作家> 

荒川 豊蔵、金重 陶陽、金重 素山、川喜田半泥子、小山冨士夫、

楠部 彌弌、濱田 庄司、北大路魯山人、岡部 嶺男、清水 卯一、

六代清水六兵衛、十三代今泉今右衛門、十代三輪休雪  (順不同、敬称略)

名碗が一堂に集ったまたとない機会です。

ぜひご高覧下さいますようご案内申しあげます。

「荒川豊蔵を中心に 近代陶芸名碗展」

2012年4/11(水)~4/24(火) 午前10時~午後7時30分 *最終日は午後4時閉場

松坂屋名古屋店 南館6階美術画廊 TEL 052-264-3383(美術画廊)

 

 

 





2012年4月10日 (火)

明日から「Young Artist CLOVER展」。

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明日からの松坂屋名古屋店第2画廊は若い感性があふれ出すsign03

4名の若手アーティストによるYoung Artist CLOVER展でございますhappy01

出品作家は以下の4名

永瀬武志
前田さつき
石居麻耶
福田真規

早速それぞれの作家の作品をご紹介いたしましょうnote

●永瀬武志/Takeshi Nagase

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↑永瀬武志「呼吸」41×31.8cm 税込157,500円

ふんわりと柔らかいタッチが優しい印象の永瀬武志先生の作品。

実は筆を一切使わず、全てエアブラシのみで描かれているのですsign01

薄い絵の具を膨大な時間をかけて何度も塗り重ねて表現される

花びらの柔らかさや空気のぬくもりはとてもリアル。

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 ↑ 「なんでもない夜と楽しみと安らぎと」35×35cm 税込157,500円

エアブラシならではのソフトなタッチと、

エアブラシとは思えない繊細なラインのバランスが絶妙ですね。

●前田さつき/Satuki Maeda

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 ↑「かまとと遊び」36.4×25.7cm 税込241,500円

モノトーンの明暗はよく見ると驚くほど緻密な線の集合体。

前田さつき先生の作品は全てがボールペンで描かれたという、

今までにない新しいジャンル・油性ボールペン絵画なのです。

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 ↑「乙女の想い出01」36.4×19.3cm 税込189,000円

人間の心に宿る自我や欲望を独特の感性で美しく描きます。

一度見たら虜になること必至good

この繊細なテクニックはぜひ間近で見ていただきたいですlovely

●石居麻耶/Maya Ishii

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 ↑「まちぶせ」30×30cm 税込157,500円

人気小説の装丁なども手がけている石居麻耶先生。

その作品を見ると、何よりもまず「光」の美しさに目を奪われますshine

太陽や夕日の光が映り、キラキラと輝くさざ波や水しぶき。

何気ない日常の一瞬のきらめきが切り取られています。

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 ↑「きがかり」30×30cm 税込157,500円

美しい光の中の少女たちからは、ホッとするような優しさや温かさを感じます。

●福田真規/Maki Fukuda

福田真規先生は、室内の風景をモチーフに独特の静寂を生み出します。

今回の4名の作家の中でも特に若く、昨年多摩美術大学大学院修士課程を卒業されたばかり。

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 ↑「夕時の窓辺」65.2×53cm 税込157,500円

開いた窓から微かに漏れる外の世界はより一層室内に静寂をもたらします。

日常なのに、いつか夢の中で見た懐かしい景色のような。。

不思議な存在感を感じさせる空間に惹かれます。

そろぞれの個性がきらりと光るshine、若手アーティストならではの新鮮な展覧会。

ぜひご高覧下さいませhappy01

「Young Artist CLOVER展」

2012年4/11(水)~4/17(火) 午前10時~午後7時30分 *最終日は午後4時閉場

松坂屋名古屋店 南館6階美術画廊 TEL 052-264-3383(美術画廊)

2012年4月 6日 (金)

「Space Time 第2回 野依幸治洋画展」

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ただいま名古屋店第二画廊では、地元出身の若手作家、野依幸治先生の2回目の個展を開催中ですhappy01

ユニークな発想が散りばめられた野依先生の作品たちが、

「日常」にひそむ不思議な世界へと、皆様を誘います。

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 ↑「少年の橋」40号M 税込564,000円

むかしむかし、どこかで見たような・・・。

懐かしい香りが漂う野依先生の作品には、

どこかノスタルジックな空気が流れます。

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 ↑「誰かの仕業」10号M 税込241,500円

静けさを感じる作品の中でも、

ゆっくりと、でも着実に「時間」は経過しています。

おいしそうにまんまるだったりんごも、

よく見るとほら、誰かが盗み食いしたようです。

小さな食べかすも、しっかり証拠となって残っていますね。

野依先生の作品には、一目見ただけではわからないなぞなぞのような楽しさがあります。

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 ↑「0 10 20 30 40」10号M 税込241,500円

絵の中の数字と、作品名の数字が少し違うようです。

数字のところまで上ってきている水が少し引けば、謎が解けるかもしれません!?

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 ↑「暖かい氷水」10号M 税込241,500円

たっぷりの氷でよく冷えたコップの水。

でも・・・あれれ!?

なぜか湯気がたっている!?

答えは窓の外に広がる大空にあり☆

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 ↑「森の魚」50号P 税込630,000円

窓の向こうに見えるのはどこまでも広がる雄大な海。

その先に浮かぶのは、大きな大きな・・・魚!?

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 ↑左:「非飛行船」10号P 税込241,500円

   右:「拝啓 見知らぬ方へ」10号P 税込241,500円

風に揺られて飛んでいく風船。

ふわふわ ふわりと

どこへ運ばれていくのでしょうか。

誰の元へ届くのでしょうか。

『拝啓 見知らぬ方へ』

こんなお便りをつけた風船が、いつかあなたの元にも届くかもしれません。

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  ↑左:「夕暮れサーカス団」10号M 税込241,500円

    右:「ベテラン玉乗り師」10号M 税込241,500円

夕暮れ時、部屋にこぼれる夕日の影で、

こんな曲芸が繰り広げられていたりして・・・。

日常の風景も、ちょっと視点を変えてみれば、

そこには思いがけない不思議な世界が広がっているのかもしれない。

野依幸治先生の作品は、そんな子供心を取り戻させてくれるようです。

今回紹介し切れなかった作品たちも、

心をくすぐってくれるような、ユニークでそれでて純粋な視点で描かれたものばかり。

ぜひ野依幸治先生の世界に浸ってください!

<作家の言葉>

『私は1978年に愛知県日進市に生まれ、育ちました。

10代の多感な時期に過ごした豊かな自然は、私の感性に大きな影響を与えました。

その後、画家になることを志し19歳で上京しました。

今から5年前、2007年にこの美術画廊で、

「あしたの日記」と題して展覧会の場を設けて頂きました。

初めて故郷で展覧会を開催できたことが大変有り難く、今でも鮮明に覚えています。

それから本展覧会まで、私自身さまざまな経験をして大きく変化してきました。

そして今回、再びこの場所で展覧会が開けることを心から嬉しく思っております。

一連の作品には「日常」というキーワードが含まれています。

自分が今までに経験し影響を受けてきたこと、その中にはもちろん、

故郷の思い出が大きく関わっていると確信しています。

本展覧会ではこのことを踏まえて、ご覧いただけたら光栄に思います』 野依幸治

「Space Time 第2回 野依幸治洋画展」

2012年4/4(水)~4/10(火) 午前10時~午後7時30分 *最終日は午後4時閉場

松坂屋名古屋店 南館6階美術画廊 TEL 052-264-3383(美術画廊)

2012年4月 5日 (木)

「備前 金重晃介展」 始まりました。

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備前を代表する作家、金重晃介先生の個展が始まりましたhappy01

名古屋店では5年ぶり7回目の個展です。

備前焼の人間国宝・金重陶陽を父に持つ金重晃介先生の作品は、

伝統的な備前を追究した力強さや焼きに加え、

ご自身の豊かな感性による独創性に溢れています。

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 ↑「大鉢」W44.4×D35.0×H19.5㎝ 税込577,500円

ぎざぎざとカットされた口と釘打ちされた鉄板を思わせるような表面は、

陶器なのに堅い金属を思わせる斬新なデザインです!

実際に指ではじいてみても「キーン」と金属のような音が・・・。

しっかり焼き締められているからですね。

大胆なフォルムに備前の力強い焼き色がマッチしています。

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 ↑「花器」W23.5×D21.0×H40.2㎝ 税込525,000円

鋭角な口のデザインが斬新な花器。

中の焼け色も美しい・・・。

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 ↑「花器」W30.0×D24.8×H31.8㎝ 税込504,000円

こちらの花器はとても柔らかいフォルム!

折り重ねられた薄板は今にも風に揺られて動き出しそうです。

金重晃介先生といえば「聖衣」シリーズ。

柔らかい衣を何重にもまとっているような「聖衣」のシリーズを彷彿とさせる造形です。

土をこんなに軽やかな造形に作り上げる金重晃介先生の、卓越した造形力に驚きです。

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 ↑「茶盌」W12.8×D12.6×H7.7㎝ 税込315,000円

最も火が強い場所で焼かれたお茶盌。

玉だれが美しい!  

 *強い火力で溶けた灰がガラス状になって流れたものを玉だれ(胡麻だれ)と呼ぶ。

薪を使用した窯ならではの、自然の灰が織りなす景色をお楽しみください。

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↑「耳付水指」W24.2×D18.6×H20.4㎝ 税込892,500円

備前では代表的な垂耳の耳付水指。

焼き締め(釉薬のかからない焼物)ならではの変化に富んだ景色をたたえ、使い勝手もよい水指です。

この他にも魅力的な新作を一堂に展観しております。

ぜひご高覧くださいませ。

<作家来場予定日> 4/4(水)・5(木)・7(土)・8(日) *5日(木)は午後3時まで在廊

「第7回 備前 金重晃介展」(Kousuke Kaneshige Bizen Works Exhibition)

2012年4/4(水)~4/10(火) 午前10時~午後7時30分 *最終日は午後4時閉場

松坂屋名古屋店 南館6階美術画廊 TEL 052-264-3383(美術画廊)

2012年4月 3日 (火)

【予告】札幌で「北大路魯山人展」開催します。

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 ↑北大路魯山人「信楽灰被アシ絵花入」共箱 径17.5×高さ21.2㎝ 税込8,925,000円

美と食の偉人、北大路魯山人。

5/23(水)~29(火)、大丸札幌店美術画廊にて、陶芸作品を中心に展覧会を開催いたします。

この機会にぜひお越しくださいませhappy01

【予告】「北大路魯山人展」 *展示即売

2012年5/23(水)~5/29(火) 午前10時~午後8時 *最終日は午後5時閉場

大丸札幌店 8階美術画廊 TEL(011)828-1111(代表)