2014 アール・ヌーヴォーのガラスの世界展@名古屋
19世紀末に開花し、今もなお色あせぬ輝きを放ち続けるア-ル・ヌ-ヴォ-のガラス芸術。
高い芸術性が注目され、世界的に根強い人気を誇るエミール・ガレ、ドーム兄弟の作品を中心に
厳選した装飾美術の優品80点を一堂に展観いたします
↑ガレ「アンコリー文花器」1898~1900年 高さ26.0㎝×径10.0×6.8㎝
透明地に紫、オレンジ、濃緑色のガラスを被せ、
アンコリーをマルケトリー技法で象嵌した後、手彫りでアンコリーを彫刻するなど、
ガレの考案した様々な技法が駆使された逸品です。
方形の器形や台座に日本の影響が濃厚に表れています。
↑ガレ「スノードロップ文花器」1904~14年 高さ21.8×16.8×12.0㎝
シアンブルーを練り込んだ不透明乳白地に、黄色と白色のガラスを被せ、
エッチングでスノードロップの花を浮き彫りにしています。
明け方の怜悧な空を背景に凛と立つ、スノードロップの姿が美しいですね。
↑ドーム「クリスマスローズ文花器」1895~1900年 高さ11.0×径16.0×10.0㎝
透明地にオパールがかった白、赤、黒のガラスを被せ、
エッチングでクリスマスローズを彫刻し、
器全体にマルトレを施しています。
仕上げにファイアーポリッシュで潤沢な艶を与え、
宝石のオパールのような遊色効果を楽しめる魅惑的な花器です。
ゴールデンウィーク、松坂屋名古屋店の美術画廊にぜひご来場ください
2014 アール・ヌーヴォーのガラスの世界展
2014年4/30(水)~5/6(火・振休) 午前10時~午後7時30分 *最終日は午後4時閉場
松坂屋名古屋店 南館6階美術画廊 TEL052-264-3383(第1画廊直通)