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2014年7月

2014年7月30日 (水)

宮廻正明展始まりました@大阪心斎橋

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宮廻正明展がはじまりました。

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個展技法の「裏彩色」を独自に蘇らせ、

和紙の表からはもちろん裏からも筆を加えることで、

繊細で味わい深い画面を醸成されています。

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↑「Eternal Moment」130.3×162.1cm(100号F)

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↑「協奏曲」8号F

緑と青の色目が際立っています。

10艘並んでいる舟もなにか意味ありげです。

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↑「螺遊」180×360cm 六曲半双屏風

駆け抜ける馬の迫力が伝わってきます。

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↑「夢中夢(希)」10号F

草原のなかの羊たち。

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↑「Whispering」100×80.3cm

収穫の情景。

空の表現のマチエールが印象に残ります。

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↑「Fleeting World」72.7×90.9cm

釣竿の先にある浮きに尋ねかけているような静寂と

水面の波紋から、爽やかな風が感じられます。

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↑「Temperament」72.7×90.9cm

サバンナの俯瞰風景。取材地はモロッコだそうです。

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↑「三拍子(恵)」4号F

小さな作品です。

フライフィッシングをする人物が川のなかで

ラインを何度も前後に振る動作が伝わってきます。

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↑「朝容」6号F

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つぶらな瞳がこちらを見つめています。

羽毛が盛り上がっているので、まだ幼いふくろうでしょうか。

宮廻正明(みやさこまさあき)先生は、1951年島根県生まれ。

1975年東京藝術大学美術学部デザイン科入学。

大藪雅孝先生に師事され、先輩には有元利夫先生がいらっしゃたそうです。

大学院では美術研究科保存修復技術日本画を専攻。

修了後は研究室助手として平山郁夫先生に師事されました。

平山郁夫先生が理想としてきた

日本美術の国際化を唯一継承できる日本画家と称されています。

ロシア、ハンガリー、ポルトガル、

本年5月~6月にはイタリアのフィレンツェにある

ピッティ宮殿で個展を開催されました。

現在は日本美術院評議員 同人、

東京藝術大学大学院美術研究科教授、

東京藝術大学社会連携センター長ほか要職を務めておられます。

「宮廻正明展」

2014年7/30(水)~8/5(火) 午前10時〜午後8時まで *最終日は午後5時まで

大丸心斎橋店 南館8階美術画廊 TEL06-6271-1231(代表)



2014年7月26日 (土)

【予告】KUTANI 潤青舎展@京都

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9/3(水)から、「KUTANI 潤青舎展」を開催します。

●出品予定作家(敬称略・順不同)

 武腰 潤、谷敷正人、田端奈央人、中田雅巳(なかた まさる)、武腰彩子

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↑武腰 潤「雲中麒麟表裏の扁形瓶」 幅10.5×高さ37.0×奥行8㎝

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↑ 左:中田雅巳「SEN(せん)」径12.8×高さ22.8㎝

  右:田端奈央人「イグアナの花器」幅18×高さ52.0×奥行き11.0㎝

現代色絵磁器を代表する作家 武腰潤先生の思いを汲んで

作品制作に取り組む陶芸家たちのグループ展です。

新しい「KUTANI」を目指し、制作された作品の数々をご高覧下さい。

【予告】「KUTANI  潤青舎展」

2014年9/3(水)~9/9(火) 午前10時~午後8時 *最終日は午後5時閉場

大丸京都店 6階美術画廊 TEL075-211-8111(代)

2014年7月25日 (金)

夏の大掛軸展@大阪心斎橋

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ただいま心斎橋店では、近代巨匠や人気作家による彩り鮮やかな季節の掛軸をはじめ

年中かけていただけるものから、お盆などの仏事用、名号、正月掛など

400点あまりをあつめ即売いたしております。

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特選ギャラリーでは仏事用や高僧墨蹟、名号などをあつめています。

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こちらは面白い掛軸2点。

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↑ 右:馬骨 子才林「河童」 税込84,240円

 左:武藤 紅雲「雫」 税込86,400円

そして、これからの季節に向けてのおすすめ作品です。

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↑紅山 幸水「秋麗」 税込648,000円

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↑奥田 拓也「金魚」 税込62,640円

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↑拡大

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↑川端 龍子「紅梅図」 税込4,860,000円

南館8階フロアいっぱいに掛軸を一堂に展観いたしております。

滅多とないこの機会にぜひお越しください。

また、心斎橋店南館8階には常設で掛軸売場がございます。

季節ごとに作品を入替えて皆様のお越しをお待ちしております。

ぜひご利用くださいhappy01

「夏の大掛軸展」

2014年7/23(水)~7/29(火) 午前10時~午後8時 *最終日は午後5時閉場

大丸心斎橋店 南館8階美術画廊 TEL 06-6271-1231(代)

 


2014年7月18日 (金)

輪島漆芸 俊英作家逸品展@大阪心斎橋

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<うるし>は英語では・・・、なんと<JAPAN>というそうです。

文字通り日本を代表する伝統工芸品が漆塗りであり、

漆芸の最高峰といわれるものが「輪島塗」です。

輪島塗は長い伝統に培われ芸術品の域まで高められました。

技法に関しては主だったものだけでも、

蒔絵(まきえ)、沈金(ちんきん)、螺鈿(らでん)、拭漆(ふきうるし)、

堆朱(ついしゅ)、彫漆(ちょうしつ)、蒟醤(きんま)などがあります。

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今展は昭和初期から現在に至るまでの輪島塗作家による逸品50点あまりを

一堂に展観いたしております。

●出品作家(以下50音順、敬称略)

現存:榎木荘平、佐藤幸一、角康二、田崎昭一郎、東野定治、前田安孝、三谷吾一ほか

物故:一后一兆、井波唯志、榎木盛、角野岩次、塩多慶四郎、竹園自耕、前大峰ほか

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それでは、出品作品の一部をご紹介いたします。


まずは東野定治先生の翡翠(かわせみ)がモチーフになった作品です。

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↑「水辺」

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↑「せせらぎ」

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↑「滝にカワセミ」

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↑部分拡大

色漆と螺鈿、卵殻をつかった表現です。

次は佐藤幸一先生の香炉と卓(しょく)。

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↑「春秋に翡翠 香炉」「水面 平卓」

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↑部分拡大

表面が磨かれているので、反射と映りこみでうまく写真がとれなくて残念です。

とても美しい蒔絵が施されています。

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↑「花と蝶 小筥」

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↑部分拡大

みごとな沈金の技法です。

蒔絵のような華やかさではなく、幻想的な蝶と花。

周囲の細かな点々もご覧ください。

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↑桜井一良「オシドリ飾箱」

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↑張間麻佐緒「吉祥 名刺盆」

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↑板谷光治「猫」

優れた技法で制作された作品の数々・・・。

重要無形文化財、いわゆる人間国宝となられた方々にはすでにお亡くなりになった方も多く、

時代が経つにつれ失われていくものがたくさんあります。

進化をしないことには生き残れないのでしょうが、

進化させてはいけないものもあります。

その時代に合わせる部分と守る部分。

日本の大切な文化を、可能な限りそのままのかたちで残したいものです。

「輪島漆芸 俊英作家逸品展」

2014年7/16(水)~7/22(火) 午前10時~午後8時 *最終日は午後5時閉場

大丸心斎橋店 南館8階美術画廊 TEL 06-6271-1231(代)

 

2014年7月17日 (木)

北澤美術館に行ってきました&アール・ヌーヴォーガラスの美展@上野

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長野県諏訪市の北澤美術館に行ってきました。

北澤美術館は昭和58年(1983年)に誕生し、

世界屈指のガレコレクションを所蔵する美術館として有名です。

ガレのライバルと言われた、ドーム兄弟の作品も名品を多く収蔵されており、

現在は

「開館30周年記念特別展 北澤美術館所蔵

 アール・ヌーヴォーのガラス工芸 ドーム兄弟 -秘蔵の名作を一堂に公開-」と題した

展覧会を開催中ですhappy01

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東京から「あずさ」で上諏訪駅まで。

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駅から徒歩約15分。美術館の前は諏訪湖です。

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ガレよりも繊細で華奢な印象のドーム兄弟のガラス作品。

淡い色彩のグラデーションやアクセントに使われた金彩も上品です。

ガレに比べると女子好みheart04・・・きっと当時の貴族のマダムたちを虜にしたことでしょうshine

さてさて・・・・

ただいま松坂屋上野店では、

「-エミール・ガレ没後110年- アール・ヌーヴォーガラスの美 展」を開催中。

ガレとドーム兄弟の作品を展示即売しています。

ドームの作品も多数出品していますhappy01

ぜひこの機会にご来場ください。

「-エミール・ガレ没後110年- アール・ヌーヴォーガラスの美 展」

2014年7/16(水)~7/22(火) 午前10時~午後8時 *最終日は午後5時閉場

松坂屋上野店 本館7階 美術画廊 TEL 03-3832-1111(代)



2014年7月16日 (水)

有望彫刻家たちの未来図展@大阪心斎橋

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将来を嘱望される彫刻家たちによる

「有望彫刻家たちの未来図展」がはじまりましたhappy01

木、テラコッタ、金属といった様々な素材をベースとした

立体作品でそれぞれの作家の個性が光っています。

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↑下山直紀

 右:「Jin-Awareness(イヌ)」税込216,000円

 左:「Kyo-Energy(シマウマ)」税込216,000円

●下山直紀略歴

1972年群馬県生まれ。1999年二科展特選。

2000年多摩美術大学彫刻科大学院修了。

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↑長納魚丈

 左:「こねこ」税込324,000円

 右:「こいぬ」税込324,000円

●長納魚丈略歴

1964年大阪市生まれ。1992年宗教芸術院(松久宗琳)に通う。

1995年大阪仏所設立。寺院などに作品を納める。

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↑合田のぞむ「椅子と猫(茶トラ)」税込237,600円

●合田のぞむ略歴

1977年京都生まれ。

1997年関西国展入選。

2000年宝塚造形芸術大学造形学部美術学科彫刻コース卒業。

2002年宝塚造形芸術大学大学院基礎造形修了。

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↑秋山隆「雲を抜けて」税込270,000円

●秋山 隆略歴

1975年広島生まれ。

1998年広島市立大学芸術学部美術学科彫刻専攻卒業。

現在、広島県立大学芸術学部美術学科彫刻専攻非常勤講師。

二科会会友。

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↑高橋野枝「ひなたち」税込54,000円

●高橋野枝略歴

1980年鎌倉生まれ。

1997年四谷シモンに師事。

2007年インターナショナルドールショウ・イン・モスクワ。

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↑三谷慎「ふくろう」税込86,400円

●三谷 慎略歴

1953年石川県生まれ。

1976年東京造形大学彫刻科卒業。渡伊。

1979年国立ローマ・アカデミー彫刻科ファツィーニ教室卒業。

2011年三谷吾一(父・日本芸術院会員 輪島塗)と父子展

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↑松尾勇祐「夢のままで」税込291,600円

●松尾勇祐略歴

1979年大阪市生まれ。

2000年天使像制作/宝塚「花のみち」フェアリーに設置。

2002年宝塚造形芸術大学卒業。

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↑奥田真澄「静かな場所」税込172,800円

●奥田真澄略歴

1971年奈良県生まれ。

1996年東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。

1997年新制作展新作家賞受賞。

1998年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。

2000年同大学院美術研究科博士後期過程彫刻専攻退学。

2001年現代美術選抜展(文化庁ほか)

現在、東京藝術大学彫刻科非常勤講師・新制作協会

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↑吉川かおり「Rooftop」税込108,000円

●吉川かおり略歴

1966年東京生まれ。

1989年武蔵野美術大学油絵学科卒業。

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↑山中八洲「留守用心」税込410,400円

●山中八洲略歴

1957年鹿児島県種子島生まれ。

1972年彫刻家加茂蕃山に師事(1983年まで)。

現在、無所属。

ご自宅にコレクションしていただきやすいサイズの小品を中心に、

各作家数点づつを展観いたしております。

ご来場お待ちしております。

「有望彫刻家たちの未来図展 -それぞれの素材とかたち-」

2014年7/16(水)~22(火)午前10時〜午後8時 *最終日は午後5時閉場

大丸心斎橋店 南館8階美術画廊 TEL 06-6271-1231(代)

2014年7月12日 (土)

【予告】スナ・フジタのいきもの陶器@大阪心斎橋

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7/30(水)~8/12(火)、「スナ・フジタのいきもの陶器」を開催いたしますhappy01

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↑「赤絵ジャングル草紋とっくり」径6×高さ10.5㎝ 税込15,336円

あれ? これってもしや。。。。と思われた方もいらっしゃることでしょう。

そう、ユニット名「フジタチサト」改め、「スナ・フジタ」となりましたhappy01

独特のほのぼのとした作品世界は変わってません。

どうぞお楽しみにhappy01

「スナ・フジタのいきもの陶器」

2014年7/30(水)~8/12(火) 午前10時~午後8時 *最終日は午後5時閉場

大丸心斎橋店 南館8階美術画廊 TEL 06-6271-1231(代表)

ネット・デ・オークション「WEB限定 美術品オークション」開催中

大丸松坂屋ネット・デ・オークションでは

ただいま「WEB限定 美術品オークション」を開催中sign03

今週は0号~3号までの「飾りやすい小さな作品特集」です。

週末、お家の壁をぐるりと眺めてみてください。

お玄関、廊下のつきあたり、階段のまわり、そしてトイレ!?

その小さなスペースに、日々の癒しになる絵を飾ってみませんか。

ネット・デ・オークションをぜひご覧くださいhappy01

→http://auction.dmdepart.jp/

今回は陶芸や茶道具などの工芸品も出品しています。

→http://auction.dmdepart.jp/category/G04/

2014年7月11日 (金)

【予告】宮廻 正明展@大阪心斎橋

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7/30(水)~8/5(火)、「宮廻 正明展」を開催いたします。

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↑「Eternal Moment」 100号

投網が花火のようにぱぁーっと広がる光景。

静かで穏やかでありながら、生き生きとした感じが伝わります。

100号の大作、楽しみですねhappy01

ヨーロッパでコンテンポラリー作家として認知され、

国際舞台でご活躍されている宮廻先生の、大阪で久しぶりの個展となります。

ぜひご高覧くださいhappy01

「宮廻 正明展」 

7/30(水)~8/5(火) 午前10時~午後8時 *最終日は午後5時閉場

大丸心斎橋店 南館8階美術画廊 TEL 06-6271-1231(代表)

2014年7月10日 (木)

「伊賀 恒岡光興作陶展」開催中@大阪心斎橋

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今週は「伊賀 恒岡光興作陶展」開催中ですhappy01

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家業の釉薬製造を続けるかたわら、伊賀の伝統的な作品を制作されています。

心斎橋店では3年ぶりの個展です。

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↑「伊賀釉大鉢」税込486,000円

直径50cmを超える迫力のある大寸の作品です。

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↑「伊賀釉長角皿」税込10,800円

伊賀焼は約1200年前(天平年間729~749)の農民の生活雑器制作が始まりとされ、

奈良時代には伊勢の皇大神宮に献上されたそうです。

室町時代末期に活躍した太朗太夫・次郎太夫(戦国時代の陶工)が

享禄の頃(1528-1532)に丸柱で伊賀焼を再興し、

桃山時代に侘び茶が大成されると千利休ら茶人に大変好まれ、

大名間で献上品として利用され珍重されました。

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↑「伊賀水指」税込378,000円

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↑「伊賀水指」の部分アップ

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↑「伊賀耳付花生」税込270,000円

古伊賀は「伊賀に耳あり、信楽に耳なし」といわれるように、

水指や花生けは耳を持つものが多く、

代表するものとして『破袋水差』や『耳付花入』などがあります。

また「織部好み」と呼ばれる歪みの激しい造形に自然柚、焦げなどが見られる

《破調の美》が特徴とされます。

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↑「伊賀窯変大壷」税込280,800円

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↑「伊賀蹲(うずくまる)掛花入」税込37,800円

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↑「伊賀蹲」部分アップ

肩の部分のビードロと激しい窯変。

別名「七度焼」といわれ、

高温で何度も焼成することによって自然と青ガラス質のビードロ釉ができ、

その自然美が「侘び」「寂」となり、

特に茶陶においては右に出るものはないと高く評価され、伊賀は他の追随を許しません。

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↑「伊賀旅枕掛花入」税込37,800円

伊賀の名品と呼ばれるものは

耳付水指 銘破袋(五島美術館、重要文化財)古田織部の添状が付属 

耳付花生 銘からたち(畠山記念館、重要文化財)  

耳付花生 銘寿老人(藤田美術館、重要文化財)があります。

寛文9年(1669)藤堂家三代・高久の時に

原料である白土山の陶土の濫堀防止のため「御留山の制」が設けられ、

陶工は信楽へ去り伊賀焼は徐々に衰退。

その後、江戸時代中期に入ると、京都や瀬戸の陶工を招き釉薬の技術を学び、

伊賀焼は復興を遂げます。

恒岡光興先生は昭和14年生まれ。

川喜多半泥子に傾倒し、家業の釉薬製造の五代目を継承され、

昭和45年には作陶の道に入られました。

7/12(土)は表千家松本社中様、

7/13(日)には松川宗生様による添釜がございます。

また美術画廊の前には茶道具売場が常設でございますので、

いろいろとお尋ねいただければと思います。

皆様のご来場をお待ちしておりますhappy01

「伊賀 恒岡光興 作陶展」

2014年7/9(水)~7/15(火)午前10時〜午後8時 *最終日は午後5時閉場

大丸心斎橋店 南館8階美術画廊 TEL 06-6271-1231(代表)