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2014年7月18日 (金)

輪島漆芸 俊英作家逸品展@大阪心斎橋

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<うるし>は英語では・・・、なんと<JAPAN>というそうです。

文字通り日本を代表する伝統工芸品が漆塗りであり、

漆芸の最高峰といわれるものが「輪島塗」です。

輪島塗は長い伝統に培われ芸術品の域まで高められました。

技法に関しては主だったものだけでも、

蒔絵(まきえ)、沈金(ちんきん)、螺鈿(らでん)、拭漆(ふきうるし)、

堆朱(ついしゅ)、彫漆(ちょうしつ)、蒟醤(きんま)などがあります。

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今展は昭和初期から現在に至るまでの輪島塗作家による逸品50点あまりを

一堂に展観いたしております。

●出品作家(以下50音順、敬称略)

現存:榎木荘平、佐藤幸一、角康二、田崎昭一郎、東野定治、前田安孝、三谷吾一ほか

物故:一后一兆、井波唯志、榎木盛、角野岩次、塩多慶四郎、竹園自耕、前大峰ほか

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それでは、出品作品の一部をご紹介いたします。


まずは東野定治先生の翡翠(かわせみ)がモチーフになった作品です。

E

↑「水辺」

F

↑「せせらぎ」

G

↑「滝にカワセミ」

H

↑部分拡大

色漆と螺鈿、卵殻をつかった表現です。

次は佐藤幸一先生の香炉と卓(しょく)。

I

↑「春秋に翡翠 香炉」「水面 平卓」

J

↑部分拡大

表面が磨かれているので、反射と映りこみでうまく写真がとれなくて残念です。

とても美しい蒔絵が施されています。

K

↑「花と蝶 小筥」

L

↑部分拡大

みごとな沈金の技法です。

蒔絵のような華やかさではなく、幻想的な蝶と花。

周囲の細かな点々もご覧ください。

M

↑桜井一良「オシドリ飾箱」

N

↑張間麻佐緒「吉祥 名刺盆」

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↑板谷光治「猫」

優れた技法で制作された作品の数々・・・。

重要無形文化財、いわゆる人間国宝となられた方々にはすでにお亡くなりになった方も多く、

時代が経つにつれ失われていくものがたくさんあります。

進化をしないことには生き残れないのでしょうが、

進化させてはいけないものもあります。

その時代に合わせる部分と守る部分。

日本の大切な文化を、可能な限りそのままのかたちで残したいものです。

「輪島漆芸 俊英作家逸品展」

2014年7/16(水)~7/22(火) 午前10時~午後8時 *最終日は午後5時閉場

大丸心斎橋店 南館8階美術画廊 TEL 06-6271-1231(代)