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2014年7月10日 (木)

「伊賀 恒岡光興作陶展」開催中@大阪心斎橋

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今週は「伊賀 恒岡光興作陶展」開催中ですhappy01

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家業の釉薬製造を続けるかたわら、伊賀の伝統的な作品を制作されています。

心斎橋店では3年ぶりの個展です。

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↑「伊賀釉大鉢」税込486,000円

直径50cmを超える迫力のある大寸の作品です。

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↑「伊賀釉長角皿」税込10,800円

伊賀焼は約1200年前(天平年間729~749)の農民の生活雑器制作が始まりとされ、

奈良時代には伊勢の皇大神宮に献上されたそうです。

室町時代末期に活躍した太朗太夫・次郎太夫(戦国時代の陶工)が

享禄の頃(1528-1532)に丸柱で伊賀焼を再興し、

桃山時代に侘び茶が大成されると千利休ら茶人に大変好まれ、

大名間で献上品として利用され珍重されました。

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↑「伊賀水指」税込378,000円

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↑「伊賀水指」の部分アップ

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↑「伊賀耳付花生」税込270,000円

古伊賀は「伊賀に耳あり、信楽に耳なし」といわれるように、

水指や花生けは耳を持つものが多く、

代表するものとして『破袋水差』や『耳付花入』などがあります。

また「織部好み」と呼ばれる歪みの激しい造形に自然柚、焦げなどが見られる

《破調の美》が特徴とされます。

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↑「伊賀窯変大壷」税込280,800円

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↑「伊賀蹲(うずくまる)掛花入」税込37,800円

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↑「伊賀蹲」部分アップ

肩の部分のビードロと激しい窯変。

別名「七度焼」といわれ、

高温で何度も焼成することによって自然と青ガラス質のビードロ釉ができ、

その自然美が「侘び」「寂」となり、

特に茶陶においては右に出るものはないと高く評価され、伊賀は他の追随を許しません。

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↑「伊賀旅枕掛花入」税込37,800円

伊賀の名品と呼ばれるものは

耳付水指 銘破袋(五島美術館、重要文化財)古田織部の添状が付属 

耳付花生 銘からたち(畠山記念館、重要文化財)  

耳付花生 銘寿老人(藤田美術館、重要文化財)があります。

寛文9年(1669)藤堂家三代・高久の時に

原料である白土山の陶土の濫堀防止のため「御留山の制」が設けられ、

陶工は信楽へ去り伊賀焼は徐々に衰退。

その後、江戸時代中期に入ると、京都や瀬戸の陶工を招き釉薬の技術を学び、

伊賀焼は復興を遂げます。

恒岡光興先生は昭和14年生まれ。

川喜多半泥子に傾倒し、家業の釉薬製造の五代目を継承され、

昭和45年には作陶の道に入られました。

7/12(土)は表千家松本社中様、

7/13(日)には松川宗生様による添釜がございます。

また美術画廊の前には茶道具売場が常設でございますので、

いろいろとお尋ねいただければと思います。

皆様のご来場をお待ちしておりますhappy01

「伊賀 恒岡光興 作陶展」

2014年7/9(水)~7/15(火)午前10時〜午後8時 *最終日は午後5時閉場

大丸心斎橋店 南館8階美術画廊 TEL 06-6271-1231(代表)



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