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2014年12月

2014年12月13日 (土)

アートの街パリ〈ピカソ美術館編〉

パリアートレポート第2弾は、

10月28日にリニューアルオープンとなった、ピカソ美術館です。

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入り口に向かう行列coldsweats02coldsweats02coldsweats02

なんせ2009年に改装のため閉館して以来の待ちに待ったオープンですから、

無理もないかも。

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40分程度並んでようやく入口前。

インターネットで事前にチケットを購入しておくと、少し優先的に入れます。

そしていよいよ館内へ・・・。

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撮影OKなんだ〜sign03 ビデオ撮影してる人もいました。

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イヤホンガイドを聞きながら、熱心に鑑賞する人たち。

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作品と共に、それに関連するピカソのコレクションも展示されています。

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この建物自体、とても美しい歴史的建造物です。

ピカソ美術館の収蔵品は、遺族が相続税として物納した作品が中心となっています。

「ピカソの最大のコレクターは私だ」とピカソ自身が言っていたほど、

死亡時にピカソが所有していた作品は膨大で、

それらの中から厳選して物納されたと言われていますので、

展示作品はピカソの生涯を網羅し、あらゆるジャンルの作品があり、

とても充実しています。

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愛人のひとり、ドラマールの肖像。

彼女は写真家で、ピカソの「ゲルニカ」の制作過程を撮影した写真を多く残しています。

目鼻立ちのはっきりした美人だったんだろうな・・・赤いマニキュアが好きだったのかしら。

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彫刻作品も。

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セラミックも。

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銅版も。

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目ぢからが強烈なピカソさん自身の写真も。

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最上階の窓からの眺め。

巨匠ピカソのパワーが充満した美術館でした。

満足感100点です!

近々パリにいらっしゃる予定がございましたら、ぜひお運びください。

ピカソ美術館の公式サイトは こちら

 

 

2014年12月12日 (金)

開催中!「ヨーロッパアンティーク展」@大阪心斎橋

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大丸心斎橋店にて、「ヨーロッパアンティーク展」が始まりました。
当時の息吹を感じさせる作品のかずかずを一堂に出品いたしております。

【南館8階美術画廊にて12/10(水)~16(火)最終日は午後5時閉場】

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ヨーロッパ陶磁器の最高峰とされるアンティークマイセン。
1710年の創業より300年を超える歴史の中で、食器はもとより数多くの
魅力的な作品を生み出してきました。なかでも人物をかたどったフィギュアは、絵付を完成させたヨハン・グレゴリウス・ヘロルトや、彫刻家で原型制作師のヨハン・ヨアヒム・ケンドラーらの登場により、陶器彫像(人形)製作の先駆的な存在となりました。プロイセンのフリードリヒ大王やロシアのエカテリーナ二世をはじめとするヨーロッパの王侯貴族たちを魅了し、権力者たちの特別な発注は、技術力や芸術性の向上に寄与しました。
豪奢な飾壷やフィギュアの底にある窯印、ブルーの染付の「剣のマーク」はあまりにも有名です。

 

 

 

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マイセン「ガーデナー ペア」 19世紀中期


代表的なロココ様式の人形で、羊飼いシリーズ同様、田園に憧れた
当時の宮廷人の思いから生まれたといわれています。
ロココ様式とは、もともと18世紀のフランス(特にルイ15世、
ポンパドゥール夫人)を中心とした宮廷のサロン文化で花開いた。
複雑な曲線や金彩を用いた豪華な様式で、ドイツでも憧れの的となり、
マイセンでも宮廷をテーマにした図柄や人形のモデルが数多く制作され
ました。この作品は最も大きなモデルで男女ともにレースワークが施され
ています。男女像や子供像があり種類も多く、服装や手にしている持ち物
も様々で、当時の風俗をよく伝えています。
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マイセン「五感 聴覚」19世紀後期
人間の感覚「視覚」「聴覚」「味覚」「触覚」「嗅覚」をあらわす
有名な五感のセットのひとつです。

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K.P.M. 陶板画 「女性像」 19世紀後半

KPM Konigliche Porzellan-Manufaktur Berlin GmbH
ベルリン王立磁器製陶所(KPM Berlin) 王立磁器製陶所ベルリンは、
1763年9月19日にフリードリッヒ大王によって創立されました。
マークは選帝侯ブランデンブルクの紋章からきているコバルトブルーの王の笏です。

 

 

 

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K.P.M. 陶板画 「母と子」 19世紀後半

良い陶板画は絵付と焼成を何度も繰り返すので、絵具がしっかり定着し、
磁器の上に塗られた絵具はほぼ透明となり、光が磁器に吸い込まれるように見える特徴を持っているといわれます。

 

 

 


 

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19世紀の末にフランスのナンシー地方で制作されたアール・ヌーヴォー
のガラス。

 

 

 

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植物や虫、魚など、小さな命が生き生きと表現されています。
ガレの手になるガラスは、細部にわたるまで精緻で最高とされています。

 

 

 

 

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幼いころから森に通い続けたエミール・ガレは、朝夕の光が生み出す
ドラマを、飽きることなく眺めていました。光と影のなかで輝く小さな命。ガレはその神秘をガラスにこめたとも言われます。

 

 

 

 

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BACCARAT バカラは1764年に国王ルイ十五世の認可を受け、
ロレーヌ地方のバカラ村に設立されました。
1860年代から1970年代の作品はコレクションとして人気が高く
なっています。

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フランス革命を経て1816年クリスタルガラス工場として再生し、
その優れた作品は1867年パリ万博のグランプリを獲得しました。
バカラはフランス装飾美術で重要な役割を果たし、
フランス国王、大統領をはじめ、日本皇室、ロシア皇帝、各国王室で
使用されています。

 

 

 

 

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オールドノリタケは1800年代末から第二次世界大戦の終わりに
かけて日本陶器(現、ノリタケカンパニ-)が製造し、
主にアメリカやイギリスに輸出されました。

 

 

 

 

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アンティークジュエリーもございます。

 

 

 

 

 

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アップライト筐体の大型のオルゴールです。
大型のディスクオルゴールならではの音の響きです。

逸品が勢揃いいたしております。
ぜひご来場ください。


「ヨーロッパアンティーク展」
【会場】 大丸心斎橋店南館8階美術画廊
【会期】 12/10(水)~16(火)最終日は午後5時閉場

大丸心斎橋店のホームページはこちら

2014年12月10日 (水)

本日スタート!「萌の会日本画展」@大阪心斎橋

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本日より、若き作家たちによる日本画展がはじまりましたconfident

「萌の会日本画展」
大丸心斎橋店南館8階特選ギャラリー
2014年12月10日(水)~16日(火)最終日は午後5時閉場

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愛知県立芸術大学日本画専攻卒業生による「萌の会日本画展」。
大丸と松坂屋が統合となった時に大丸心斎橋店にも巡回する
ようになりました。


芽吹き始めた若々しい木々が大きく成長してくれるよう
「萌の会」と現在は愛知芸術大学学長になられた松村公嗣先生が
命名されました。
本年も将来性溢れる5名の作家が意欲的な作品を発表いたします。
なにとぞ皆様の暖かいご声援をお願いいたします。

5名の作家さんに3点づつ出品いただいています。
また作品ごとにコメントもいただきました。(順不同敬称略)

 



菊池円 (愛知芸術大学大学院2年)

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「裸婦 -外-」 8F
背中からのポーズだとお尻の上のえくぼがほんのりと少し子供っぽさが出てかわいいです。

 

 

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「裸婦 -内-」 8F
モデルさんが寝ポーズでよくして下さる姿勢です。お腹のやわらかさと足の張りが良く見えるポーズです。

 

 

 

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「昇華する人」 20P
彼女が空間と一体化している様子を表すのに、昇華という言葉の意味を借りています。

 

 

 


河本真里 (愛知芸術大学大学院1年)

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「赤い実」 8P
庭先に育つ南天の実の陰で休んでいた猫。

 

 

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「みつけた」 10P
何かをじっと見つめる猫の横顔が好きで描いた作品。
私たちには聞こえないような小さな物音にも敏感に反応し、何かを見つめています。

 

 

 

 

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「はなひとひら」 20F
まだ少し寒い3月の初め、ひらひらと散るシデコブシ。
花の儚い美しさを感じながら描いた作品です。

 

 

 



鈴木靖代 (愛知芸術大学大学院1年)

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「ともに」 10F
水の町ともいわれる郡上は、いたるところにその様子がうかがえる。街中の側溝に流れる水、川の流れを眺められる道、川沿いの家々。常に町の人々の生活とともにあるそれらは欠かせないものであり、私たちの心を豊かにしてくれる。

 



 

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「二人旅」 20F
一人で出かけた旅行で、初めてワンマン電車に乗った。小さな赤い電車は、ガタンゴトンと心地よい揺れとともに、川沿いの長い道のりを力強く走ってくれた。ところどころにある橋では、景色が見やすいようにゆっくりと進んでくれ、まるで一緒に旅をしてくれているようだった。

 

 

 

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「誘われて」 10P
曲がりくねった道のさきに、小さなお寺が静かにたたずんでいた。一本道を出ると賑やかなのに、ここだけ切り取られたかのように人の気配がしない。不思議と街中ではなく、どこか別のところを訪れたような気持ちになる。

 

 


早川実希 (愛知芸術大学卒 東京藝大大学院1年)
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「繋ぎ止めて」 20P
多治見で見つけた陶器のお皿はまるで花のようで、きらきらしてきれいだ、と思った。
最近心から「きれい」だと思えるものはとても少ない。
この気持ちをなくさずにいつまでも繋ぎ留めていたいと思って描いた。

 

 

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「宇宙のあの子」 10F
何を考えているのか分からない、もしかしたら何も考えていないのかもしれない。
私以外の誰かは常に不思議でまるで宇宙のような存在です。

 

 

 

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「欠けたまま」 10F
何か大切なものが欠けて戻らない。
もどかしくて、でもどうにもならない漠然とした気持ちを絵の女性に託した。

 

 

 



安田拓矢 (愛知芸術大学大学院1年)
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「刻」 20F
酔芙蓉は朝には純白の花を咲かせ、夜が近づくにつれ薄紅色に染まりながら萎んでゆく、一日の中でも様々な表情を見せてくれます。
時が刻まれるにつれ現れる変化を楽しみながらスケッチしました。

 

 

 

 

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「草むらの世界」 10F
草むらの中に、様々な植物がひしめき合いながら生い茂っているのを見つけ、小さな草むらの世界が静かに広がっているのを発見しました。

 

 

 

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「伸」 10F
路傍に生えているような何気ない植物ですが、地を這いながらぐんぐんとのびてゆく姿に惹きつけられました。

 

 

「萌の会日本画展」
【場所】 大丸心斎橋店南館8階特選ギャラリー
【会期】 2014年12月10日(水)~16日(火)最終日は午後5時閉場

大丸心斎橋店ホームページはこちら


もちろん企画発祥の地である愛知県立芸術大学のお膝元、
松坂屋名古屋店に巡回いたします。

名古屋展会期 12/31(水)~1/13(火) 
松坂屋名古屋店南館6階第3美術画廊

日本画俊英作家たちの珠玉の新作のかずかずをご覧ください。

2014年12月 3日 (水)

アートの街パリ〈チュイルリー公園編〉

11月にパリに出張しました。

今回、仕事とは別に目的が・・・。

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じゃ〜ん。

『チュイルリー公園をジョギングする』。

スーツケースにしのばせてきたジョギングシューズ君もパリデビュー!

毎朝早起きしてパリジャンやパリジェンヌに混じってジョギングですrunrunrun

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朝、8時過ぎのチュルリー公園。この時期パリの日の出は午前8時でした。

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こんな並木の間を走ります。

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通勤の人が急ぎ足に歩いています。ステキな通勤路。

走っていると何やらチリンチリンと金属的な音がします。

近づいてみると・・・。

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どうやら大量の風鈴を使ったインスタレーションのようです。

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dimension は大きさ、広がり

variable は変化する

その日の風のコンディションによって、大きくなったり小さくなったり、表現が変化するアートです・・・って、そもそも日本人って昔から風に揺れる風鈴の音を楽しんでたじゃない!

日本人の感性ってちょっとスゴイ!

などと思いながら走っていると現れる彫刻。

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公園には具象、抽象、様々な彫刻が置かれています。

ジョギング中もアート鑑賞できる、さすがパリです。

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パリへ行かれたら、ぜひ街中に点在するアートを見つけてみてください。

次回はオープン間もない「ピカソ美術館」レポートをお送りします。

お楽しみにhappy01