
大丸心斎橋店美術画廊・現代陶芸サロンで開催される
7月の展覧会のスケジュールをご紹介いたします。
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「Sentiero dei Fiori<花の径>井上美紀日本画展」
【会期】7/5(水)→11(火)
【会場】美術画廊
大阪市生まれの井上美紀先生は、
京都の美大を卒業後、創画会を舞台に研鑽を積まれ、
各地の百貨店、ギャラリーで個展を開催してご活躍中です。
主なテーマである花たちを愛し、心をこめて描いてこられました。
今展では、新作約25点を出品いたします。

↑井上美紀「立葵」 日本画 4号
「岸本 耕平 ガラス展」
【会期】7/5(水)→18(火)
【会場】現代工芸サロン桃青
ガラスの造形に金属的な輝きが印象に残る作品群。
溶けた透明なガラスに色ガラスを溶かしこみ、
それらに金属箔や金属粉を溶かしこませることで
既存の色ガラスにはない表情を作り出しています。
高温の中で生まれるガラスの奥深い表情を探し出し、
今までに見たことのない色彩や質感の表現を追求されています。
今展の新作は今まで以上に美しく溶け合い、
螺鈿を想起させる輝きを放っています。

↑岸本耕平「ラクダの涙壼」 径21.5×高20.5㎝
「―現代の印象派― ギー・デサップ来日絵画展」
【会期】7/12(水)→18(火)
【会場】美術画廊
フランス人画家 ギー・デサップが、
大丸心斎橋店での展覧会にあわせて来日いたします。
モネやルノワールなど世界中で愛されている印象派の流れを汲み、
華やかでありながら安らぎに満ちた風景を描く彼の作品は
「煌く光の宝石箱」と評され、現代の印象派として多くのファンを魅了し、
絶賛されています。
本展では、最新作をはじめとするパリとニューヨークを描いた人気の油彩のほか
南仏の風景や水彩画を交えて一堂に展示いたします。
<作家来場予定> 7/12(水) 午後2時~5時

↑ギー・デサップ「パリ、ラ・バスティーユ」 油彩 10号
「7月の水 ~絵と詩と人形と~」
【会期】7/19(水)→25(火)
【会場】美術画廊
今年2月に開催した「第4回クラフトアート人形マッチングコンクール」
本選出展者の中から、大丸松坂屋賞を受賞した新家智子さんを中心に、
人気作家をピックアップしました。
今回は<7月の水>と題して、
人形と日本画がコラボした詩的世界をご高覧いただきます。
●出品予定作家
<人形>
新家智子・コンドウミク・てらおなみ・藤本晶子
芙蓉・未央・美夜花りり・葉・吉水たか代・リュミエナ
<日本画>
今尾栄仁・斉藤和・竹林柚宇子・直海かおり・和田ひとえ
<詩>
コンドウミク

↑新家智子「生」 高さ 58㎝

↑斎藤和「風わたる」 日本画 WSM
「黒川 大介 ガラス展」
【会期】7/19(水)→25(火)
【会場】現代陶芸サロン桃青
無数の星が散りばめられた器の数々。
まるで宇宙を覗き込んでいるような、不思議な輝きに魅了されます。
人気のぐい呑を中心とした酒器をはじめ、花器やグラス、
金彩や白金彩を施した新作の茶碗を出品いたします。
大阪では初の個展となります。ぜひご高覧くださいませ。

↑黒川大介「月のうつわ 茶碗」 径11.0x高7.6㎝
「輪島塗 慶塚工房逸品展」
【会期】7/26(水)→8/1(火)
【会場】美術画廊
日本を代表する漆芸の地 輪島に在って
輝かしい伝統を受け継ぎながらも、
常に現代感覚を加味して格調高い名品、逸品を制作する慶塚工房。
本展では、絢爛たる蒔絵の飾棚をはじめとする調度品など、
「用」と「美」を兼ね備えた優品の数かずを一堂に展覧いたします。
厳選された素材と卓越した技が一体となって生み出される名匠の世界を、
ぜひこの機会にご高覧くださいますようご案内申しあげます。

↑慶塚工房「飾箱 舟橋型 初音」 21×19×高10㎝
「稲葉周子 作陶展」
【会期】7/26(水)→8/1(火)
【会場】現代陶芸サロン桃青
枯れ葉をモチーフに制作しています。
枯葉は幹から切り離された命ではあるけれど、
とてももがいたり苦しんでいる、
または素直に宿命を全うしようとする姿にも見え、
それぞれ個性があるようで魅力的に感じます。
その巻いた形がうつわ状になっていて
'何か’を受け入れる体勢の様にも捉えられますし、
ただ土に還るだけではなく、水をたたえて大地に横たわることは
次の命を育む覚悟があるのだとも思えるのです。
やきものはもう土には還らないけれど、
だからこそ他者を受け入れる「容器」を
このモチーフでつくりたいと考えています。
稲葉周子

↑稲葉周子「葉 器」 22.5×13.5×高18㎝
大丸心斎橋店のHPは こちら